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夢と朝と今

明日の朝にたどりついて涙流す
そんな夢を見て目覚めた朝は
それはぼくじゃないのに
ゆめのなかのだれかなのに不思議と
いままでそのだれかだったような心が
心が不思議で
ぼくはまたけさも掌見つめている

けれどその掌はいつもの多汗症の
すこしざらつくいつものぼくので
だけどなんだろふしぎなくらい…
今の僕には恥ずかしくて言えない

そんなことがたまにあって
じぶんじしんのことでもよくあって
遠いいつかの記憶を再体験する
いいところで目覚めてぼくは大人だと気付く
そんなときの
切ないくらいの喪失感は
なんだろなこわいくらい一秒前はそこにいたのに
ふしぎだな

ふしぎだな
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詩がぼくの道標

鹿田草太

Author:鹿田草太
俯瞰的に観ている自分もいるのに
こいつばかだなって思っている自分もいるのに
体内に精密な四季時計でもしこまれたのか
すこしの夏の気配だけで僕は
一億の細胞を活性化させる特殊能力をもっているのです

そしてひとふれだけで、しかもそれは妄想の引き起こした夢うつつかもしれないのに
すっかりたのしくなってしまっているのです

春さえ越えてしまった

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