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あー、らららだった

苦しさにめげそうな夏空の朝に
だんだん膜を貼る雲の黒いそれは
ぼくの眼球にだけ張り付いては
ぼくの視界を世界と分離させた
でもじつはそんな苦しさってやつに
人格もなければ命もなく
真夏のミステリー、これは大ミステリー
じゃあいっただれがぼくの視界を邪魔する
今日だって本当は朝なら少し晴れて
光が差し込む、そのはしごは美しく
登りたければ登れる蜘蛛の糸よりも確かな
けれどもみえない
みえない

にんげんてやつはいつからそんなはなしをしては
ごまかしているからだよ、ぼくは

せかいってやつはいつからそんなはなしをしては
ごまかしているからだよ、ららら
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詩がぼくの道標

鹿田草太

Author:鹿田草太
俯瞰的に観ている自分もいるのに
こいつばかだなって思っている自分もいるのに
体内に精密な四季時計でもしこまれたのか
すこしの夏の気配だけで僕は
一億の細胞を活性化させる特殊能力をもっているのです

そしてひとふれだけで、しかもそれは妄想の引き起こした夢うつつかもしれないのに
すっかりたのしくなってしまっているのです

春さえ越えてしまった

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