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ぼくたちはけっこう

ぼくたちはけっこう
あるいてきたんだね
きがつけばもうはじまりの
はじまりのうたはとおい
ぼくたちはでもけっこう
まだおぼえているよね
そう口ずさむ全てに少し仄かにいいつも


ずいぶんとおくまで
きたねおじけづいても
ぼくたちはけっこうまわりにいるよ
いつからあってないかとおいともも
そうおもっていないぼくらを
みつめている、きっとそうだと

ぼくたちはけっこう
あるいてきたんだねえ
けしてひきかえすことの
できないはてしないみちを

でもぼくたちは
でも、ぼくたちは
そのすべてのかけら体中に詰まっているから
どこかで
その一ミリの破片がきらり
輝くのが あぁ

そうさぼくたちは
ぼくたちは、けっこう










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詩がぼくの道標

鹿田草太

Author:鹿田草太
俯瞰的に観ている自分もいるのに
こいつばかだなって思っている自分もいるのに
体内に精密な四季時計でもしこまれたのか
すこしの夏の気配だけで僕は
一億の細胞を活性化させる特殊能力をもっているのです

そしてひとふれだけで、しかもそれは妄想の引き起こした夢うつつかもしれないのに
すっかりたのしくなってしまっているのです

春さえ越えてしまった

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