銀河と四季の道標

綴りたいことは日々あふれるからその溜め処。

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太陽みたいな齊藤陽道さん

 久しぶりの土日連休の後半(後半といっても二日目だが)ぼくは今みずみずしい青空、夏風、そしてそれに喜び舞う木々に囲まれながらこの文章を書いている。少し外に出ただけなのにぼくの体に発生する熱。もう夏といって差し支えないだろう。そんな最高な環境の中でぼくはただただ指脳にまかせて文章が打っている。時折吹く冷たい夏風のみがぼくを冷まし覚ます。

 昨日とあるところで行われた写真家:齊藤陽道さんのトークライブ講演会に参加してきた。経緯としては会社づてに知り、興味が出たので調べてみると僕の好きな宮沢賢治さんの「花と修羅」を写訳で表現されていた。宮沢賢治!これは何かの縁とますます興味が湧きすぐに参加申し込みを送った。
 
 それで昨日がその当日だった。
トークライブというと壇上に上がってマイクに向かって…と想うが、実は齊藤さんは聴覚に障がいがあり、それで今回のトークライブはトークはトークでも筆談トーク、という形式で行われた。ステージには大きなプロジェクタースクリーンが設置され、そこに写ったのは白い紙とペンと、二つの手。
 
 トークショーが始まるとその雰囲気はなんとも不思議なものだった。まず、音がない。声がない。静かな会場の中央でのみ、静かに映像が動いている。そしてそれはとても速いスピードで筆談トークがなされるものだから、みんな真剣にじっとスクリーンを見ている。…筆談のトークは会話を耳で聞くより想像力が必要となり、また集中力も必要とされるため結構疲れるのだ。でもその新鮮さはそれらに勝ってぼくをわくわくとさせた。

 本当のことを言うとぼくは宮沢賢治に関する話を期待していたのだが、内容としてはそのトーク主催の施設での撮影を行っての感想や体験談などがメインで、今回はその部分は聞くことはできなかった。それでも写真を通しての人間はみんな”なんとなくにている”のだという話は幸せな話になったし(何十人もの写真が連射式に投影された。色々な人なのに、似ている人を故意に組み合わせているわけではないのに、みていると不思議なことにみんな似た顔に見えてくるのだ…。これは実際自分もその映像をみて確かに感じた)何より陽道さんがとても楽しそうに語られたことが一番印象に残る。齊藤陽道さんの陽道っていう名前にも惹かれたのかもしれない。そして本当に名を体現するような素敵な方だった。

 言わずもがな、ぼくはまたこのスクリーンのような何でも投影する、染められやすい感性によって齊藤陽道さんの本を買ってしまうんだろうなぁ~。(車検で今はお金がないので、でもきっと来月ぐらいには)


 





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