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渇き

連日の暑さの中に取り残されて
ぼくはまだ夏の無邪気さにやられてる
虫の声はないが蛙は鳴いた
通過点にいると息は荒い とても荒いのだ

日差しに巻けた肌は平らな人工物につけると癒される
しずかな夢見心地とわすれされれた余韻
余韻、季節の余韻はいつもはかなくて
後から振り返ってやっとはじめと終わりがわかるものなんだって
天気予報でははっきりいってるけどさ
実感とは大いに差がある

そして遠雷 稲光 夜の雨に永遠のワイパー行進
ジグザグジグザグ ときどきいやな音を立てるのは
その中に渇きがあるから
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詩がぼくの道標

鹿田草太

Author:鹿田草太
俯瞰的に観ている自分もいるのに
こいつばかだなって思っている自分もいるのに
体内に精密な四季時計でもしこまれたのか
すこしの夏の気配だけで僕は
一億の細胞を活性化させる特殊能力をもっているのです

そしてひとふれだけで、しかもそれは妄想の引き起こした夢うつつかもしれないのに
すっかりたのしくなってしまっているのです

春さえ越えてしまった

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