あの盛夏の華夜
水面に儚く咲いた鏡火
消えた後にも余韻が網膜に焼きついて
そこにいたこと、おわったこと

走るだけ走り抜いた
滴る汗の留まりない事に笑う
水飛沫があがりきらきらと華やいだ
あれは幻か、夢か

万華鏡をのぞきこんだ
その奥にしか、もう垣間見る事さえ許されない
全てが幻想的なフィクションの中で
培った妖しい感覚は今も
覚えているのに、今さら蘇る事はない

大事なものを遠くに
"おいてけぼり"にしたぼくたちはみな
不完全だからこうして卑しく過去を懐古しては立ち止まれない
生まれながらの罪というもが存在するなら
そうして遊んでいる神様が居るとしか思えないのだ


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