2015.06.04 見かけの夏
大事に選んだ僕らの
ゆうきひとつひとつ見つめてくれる人がいるから
夏のひとすくい
柑橘系に混じったいきものが目を覚ました

静かな雲の船に乗った
あの青々たる時代の風は音を立てて
いまでも鼓膜に閉じ込めてある
ぼくのひとつの偉大な能力なのさ

そして太陽にかざした柑橘系の
みかけの大きさに気づいてしまったとき
さらさらと夏の海に溶け込んだ砂
一生懸命砂だらけになって探したのにね


まだ香ってる まだ音がしている
あの柑橘系の夕日は沈んでしまうけれども
その見かけの大きさは
ぼくの瞳とおんなじなのさ
まぶた閉じて もう逃しはしない
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