銀河と四季の道標

綴りたいことは日々あふれるからその溜め処。

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夏の国

 結局秋にいて、ぼくは季節を誤魔化すことなんてできなくて。
 どこかには、永遠に夏の巡る世界があるのかもしれない、なんて妄想に更ける。夏の中で命が芽生え、栄え、熟し。そんな世界にいてさえぼくはいつまでもこの夏が続く事はないのだろうと杞憂し、それでもその世界を愛するに違いない。蝉が鳴き盛り入道雲は空の一部になり、ぼくらは一年中麦わら帽子で草原をかけては夜にはビールの飛沫をぶつけあう。どんなに素敵だろう。

 ぼくは想像する。その夏の世界を。正月にみんみんと蝉が鳴き盛り、大晦日に半袖扇風機枝豆。電気代は…なんて現実的な事も考えたけれども、それが現実であるならばそれ相当に暑さの対策は力が入れられて、ある程度に快適になっているに違いない。必要最低限。

 一年中夏なら、したい事はもっとほかにもある。まずは旅だ。夏の時期忙しい僕はなかなか夏休みなんてとれないのだけれど、それだけ長いなら問題ない。長期休暇を年に2回程とって北海道だ沖縄だと旅してみたい。どんなに素敵だろう。そして知らない誰かとまたジョッキを合せては幸せな飛沫を弾けさせる。海を延々と見るのもいい、大自然を満喫するのもいい。明日もあさっても来週も来月も来年もずーーーーーっと夏なのだ。

そんな素敵な人生を謳歌して、最後にどんな僕があるんだろう。いや、きっと充実謳歌した人生、そのころにはきっとやり残したことなんてないに違いない。

そしてオチを待っていたかの様に、こう云うんだ

「夏にも秋がきた」

<終わり>
 
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