銀河と四季の道標

綴りたいことは日々あふれるからその溜め処。

冷たい夏の雨  

ぼくはもう雨の中にある
周りでたつ水煙の臭いにむせて
覗き込んだ地面に弾けた
雨粒が泥になって服に付いた

四方見渡せない水の白煙
吸い込めば冷たくて喉が痛む
夏の中にもいくつかズレはあって
そしてズレはこうして時に牙をむく
知らず知らず餌食になった
その夏は雨が多かった

夏の牙のきらめき
太陽のきらめきか月のきらめきか
その中間の怪しさがきらめき
または 夏か冬か秋か春か
分からなくなることの一理
吸い込んでなじんだ僕はもう
何も考えたくなくなっている
それは入道雲に似ているのかと思う

そのまやかしの怪しさに
ぼくは夏を知ってしまっていて
繰り返すカセットテープのぼろぼろはもう二度と
もう二度と戻りません
あの昭和の面影なんて実際
テレビやなんやで取り入れてかき混ぜて固めて脳裏の一角


ああ ぼくはもう雨の中にある
何処を見渡しても 夏なのに
求めすぎたそれは崩れた
否 崩れたものを求めすぎた
そしてもう二度と 元には戻らないみたいだ
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