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風探し

風なんかまたないで
飛び出したさきに夏風
冷たい風はさみしくさせるから
なるべくひなたでみどりを見ようと
木陰を探して

ぼくは飛び出す
そしてそれにつられて飛び出す
風になる

なつかしい景色があるんだ
とても澄みきった世界で
確かにぼくたちがいたことを

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詩がぼくの道標

鹿田草太

Author:鹿田草太
俯瞰的に観ている自分もいるのに
こいつばかだなって思っている自分もいるのに
体内に精密な四季時計でもしこまれたのか
すこしの夏の気配だけで僕は
一億の細胞を活性化させる特殊能力をもっているのです

そしてひとふれだけで、しかもそれは妄想の引き起こした夢うつつかもしれないのに
すっかりたのしくなってしまっているのです

春さえ越えてしまった

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