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銀河と四季の道標

Archive2016年05月 1/15

銀河鉄道の夜たち<1>

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蚊綿はぬるくなったビールをくいっと一飲みにすると、少し力の加減が分からないという風に強めにコップを置いた。ゴチンと嫌な音が響く。「すこし…おれのなかでも整理できていない、ただ…聞いてもらえると少し落ち着けるかもしれないし余計混乱するかもしれない…それに君の事まで巻き込んでしまう事になるかもしれない…それでも君は聞いてくれるかい?」 なんだか少し怖かった。蚊綿が酔って話した法螺ではない事は確信していたし...

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