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チチチ、キラキラ

ようやく目の覚めた
何日目かの朝は
白い霧につつまれて
とおくのもりよりのししゃ
ありがとう すなおにみちびかれよう

すいぶんをたっぷり
そのはじめてのもりについたとき
深呼吸をすれば
森のなにかが呼吸ー
ありがとう そしてひさしぶりだね

何千と過ごしたかわからない
遠き日の傷跡や空気の味や香りや濃さ
こんなに久しぶりでもなんの隔たりもなく
染み込んでゆく

チチチ
キラキラ

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詩がぼくの道標

鹿田草太

Author:鹿田草太
キンキンに冷えたビールとコップをもって縁側に行く。二本下駄をはいてすわる。夜風に風鈴がやさしく鳴る。プシュッとくとくとく手酌で注ぐ。豚蚊取りの鼻先で煙がくゆる。ゆっくりのどで感触を味わいながら飲む。作務衣が緩やかな涼風にはたはたと揺れる。遠くの花火の音が鳴る。あっちかな…見上げた先は白鳥のくちばし。笑われたようで笑みを返し小さく「かんぱい」という。

妄想大爆発!
2019.6.5