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奇跡の反対側、掌

ちいさな飛行機が空を
端から端まで雲を引いて
断ち切っていくとき

世界はなんて広いんだろうと
ぼくは途方に暮れた
感覚になる

ぼくの声など届かないあそこに
数百人の人が存在して
区切られた空の端から端まで



この空さえ
球状に見えるのに
ここは地球の
一角
ほんの一角にすぎなくて

もしかしたら死ぬまでに
出会う事がないかもしれない人々が
感覚のすれ違うことなく
とおくで交差して

この果てしない感覚に僕は
寂しくて掌を見つめた

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詩がぼくの道標

鹿田草太

Author:鹿田草太
キンキンに冷えたビールとコップをもって縁側に行く。二本下駄をはいてすわる。夜風に風鈴がやさしく鳴る。プシュッとくとくとく手酌で注ぐ。豚蚊取りの鼻先で煙がくゆる。ゆっくりのどで感触を味わいながら飲む。作務衣が緩やかな涼風にはたはたと揺れる。遠くの花火の音が鳴る。あっちかな…見上げた先は白鳥のくちばし。笑われたようで笑みを返し小さく「かんぱい」という。

妄想大爆発!
2019.6.5