銀河と四季の道標

綴りたいことは日々あふれるからその溜め処。

秋畑物語

僕は畑に座り、空を眺めていた。
今日も青空は高くてきれいで、雲は白くてきれいで
はぁ、秋はいいなぁ~。そう言って地べたに寝転が
った。食事もとったことだし、少し昼寝でもするか。
だんだんだんだんと、眠気が僕を包みこんだ。

カァー、カァー

カラスの声が聞こえるなぁ。あれ、それになんだか
涼しいぞ?僕はもしやと思い焦って立ち上がった。
すると察した通り、向こうの山に陽が落ちてあたり
はすっかり夕焼け色に染まっていた。
「あぁーっ、またやっちまったぁ~~!!」
肩を落とし、しぶしぶ僕は家へと帰路についた。

翌日。
「今日こそは、今日こそはしっかりやるぞ!!」
もう同じ失敗は許されない。グーグー打破を畑への
道中ひと瓶仕入れ、眼差し強く今日も天気の良い小
春日和の中、畑を目指した。

畑につくともくもくと午前中の仕事を終え、すぐに
12時の鐘が響いた。今日の弁当は小さなおにぎり
が一つだけ。
また満腹感で寝過ごしてしまわないようにだ。
そして食前にグーグー打破をごくりと飲みほし、次
におにぎりをゆっくりよく味わって食べた。

眠くなる前に仕事を始めることにした。グーグー打
破がよく効き力もみなぎっている。これなら午後も
しっかり仕事ができるぞ!

そして迎えた夕焼け。
「今日は頑張ったなぁ…これで精一杯締めの仕事が
できる」


カァーーーーーーーー!






「やっぱり、充実した日の夕鳴きは最高だなぁ♪」



カラスが飛び立った後、畑に一人の男がやってきて
膝を落とした。あたりには食い散らかされた作物の
残骸と、グーグー打破の空き瓶が一つあった。

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鹿田草太

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