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ゆきそらはじめてみたみたい
いつでもこの感動は衰えずましてやましている
それはかなしみも変わりないけれど
ふるふる

マフラー顔までうずめて見上げて
鼻先で解けたからぼくは生きている雪
勇気は手のひらの中で熱くなっては消えてくよ
結晶なんて見ようとしたときには溶けはじめている
いきていること じかんはすすんでいるということ 
ふるふる

でもおわりははじまりかもしれない

地に伝った雪解け水は草木の呼吸を助け
またみずからも春風の陽気に目を覚まし雲になって「点」に帰る
つなぐゆきとくも ぼくとほし ほしとそら
ふるふる

静かに強い鼓動に

ふるふる


ふるふる
ふゆのここちよさ
ゆきのやわらかさといさぎよさ
ときどきのはれま

ときどきのはれま ちょくしできなくて
てをかざしたよ
そしてせつげんがよみがえりはじけだす

なんどもきらきら
きらきらと


ふゆのここちよさ きらきらよる
よるもきらきらひかってる どこ
まうえだよ


きょうもみんなそらみあげて
ちっぼけなそらだなぁっておもって
ちかいなあとおもって
すこしあったまったら


まっしろいゆきのいみ
わかる
ぜろじゃない

きづいたらもう
ましろってる
窓の外で色気ない木々が風に揺れる
年末に賑わう街と対照にその陰に震えてる
ネオンはなんだかぼやけてる
あくびをしたひとたちのまなこは
色とりどりの輝きだけとらえているような

窓の外で 雲は暗澹 そして薄陽
ふたつはまったく逆をしめしている
どっちがほんとうかなんてはないけれど

せかいは暗澹 そして薄陽
ひとたち淡々 そして師走
ことばにつまる しずかなあさ
はじまりのなかにも にごりがある
とりのこえも つきぬけるふゆのあおにも
つたわらないと おもってしまう

いきることの
ふゆみたいとおもった
しろにそまる

なにもかもおなじいろはしろい
ことばにつまって ゆきがふる
ふゆのかぜにのったよ
マフラーまいてさ 地上進む
きらきらきらめく白い旅

茶化けた山々や荒れ地 僕の棲みか
かさかさのほっぺにあたった枯れ葉たちに
ごめん、とあやまるのさ

電信柱も凍えるような本当の冬が来る
みんなうちにこもってだんをとると
景色なんてどこにも見えない

鼻水腕でぬぐってわらってた
青く澄み切った空飛んだ凧、しらない?
今頃どこの空飛んでるんだろうな



だからふゆのかぜにのったよ
マフラー巻いてさ 地上進む
きらきらきらめく白い旅
大切なもの落とした それがなんだったのかわからない
なんだってよかったんだ

ふゆのかぜにのって

ふゆのかぜにのって

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