2015.08.10 星の名前
花火が上がる、ひとつ、ふたつ
見上げるひとたち、ひとり、ふたり

縁日の果てしない導きに消えていく”本当”とは
それすらわからずに、ただ今を愛しみいきていく
未来なまえつけて


ぼくらいきているから繋がりだした
夏の幻、点を繋ぎ
わからななくなるたびただ宴ひらいて
やみくもにおちていく闇のなか


花火があがる、ひとつ、ふたつ
消えていくひとかげも、ひとり、ふたり

祭りの後に、残る静寂 こだまするのはただノンフィクションの”いま”
それすらわからずに、ただ今を悲しみ生きていく
過去なまえつけて


ぼくらいきているから繋がりだした
夏の幻、点を繋ぎ
わからなくなるたびただ宴ひらいて
やみくもにおちてく闇のなか


やみくもにおちてく闇のなか
2015.08.09 なつだから
夏の香りに酔ってる
四方八方からのそれにかなり
そして中立とは難しいものだと
感想ははからないし明日は休みだしで
いえんなかで今日はかなり酔ってるのさ
夏だもの

首を落とせばすぐにでも行く
そんななかでも意識は”詩”を求めるからこうやって書けるんだ
そんだけ偉大なのさ、ぼくにとって



言葉を探そうとする時文章であれば序章が難しく感じ
声で表そうとすれば結局何を言えばいいのか相手には伝わらない


夏なんだから


何杯もビールを飲みあかし
何べんでも語りつくそうではないか


だから夏は好きだ
だからビールは好きだ


まだまだ、まだ
続きそうな本当の夏に本当は
ぼくはうれしいのです。
「こんにちは…」
と、勇気をかけて声をかけてみたけれど
蝉時雨にかき消された夏の午後
あの人はもう長い坂道をやすまずあるいたものだから
既に黒い影だけになりつつある

そして夕立、夕立黒い影
雨も降る、僕も濡れる

けれどぼくはないてなんかいない
いつだって、煙が目に沁みているだけなのだ

いつだって
流れ落ちる汗を拭いていたら服がぬれた
駆け抜けたら、自然乾燥になるかもしれないと思って走ったら気持ちよかった
けれどまた汗をかいた
木陰で休もうと木陰を見つけて寝ころんだ
ヒグラシ、アブラゼミ、そこら辺まで聴き分けたところで
ゆっくり眠りに落ちる

そしていつか目が覚めた時に僕は
休息を取ったまなこで新鮮な夏の世界を見つめる事になるのだけれども
それでも否応なく容赦なく
太陽は照り続けるべきで、そうしていてありがたいのだ
拭いてもふいても拭いきれない汗とべたつきに纏われ
ときどき吹く風にお前はいいやつだなんて調子のいい休日の午後
それでもこんな盛夏だからこそできそうな事がたくさん浮かんで
今夜のビールは最高じゃないかと夢見ている訳で

炎夏のハードボイルドスーパーフィクション
面白くもなんともない、ただただ欲に駆られた小説なんか読めなくて
夜のビールとか、午後のプールとか、今、この暑さの中ねじり鉢巻きで頑張ってる受験生とか
今の今さえ最高を求めてそれぞれが生きているというのに
どこへゆくなんのために、と蛙鳴蝉噪は叫んでいるようだ

あしたのこととかあさってのこととか遠い未来とかそして僕らがいつか書き記すスーパーノンフィクション
なんのことかなんのためかわからないハードボイルドスーパーフィクション
ただでさえ今が今暑さに茹ったからだが悲鳴を上げているのに
どこへゆくなんのために、ふりむきもせず、かろやかに


客車切り離したから軽やかな事に気付かない