入道雲の地平線
町並みの少し凹凸は愛嬌
ぽごぽご興るそれは夏の
溢れんばかりの白い溜め息、か情熱か

入道雲の地平線
三次元にあるその立体は
まさに、四次元的
溢れんばかりの僕の溜め息、あの向こうにいってみたいな
2015.07.13 なつなつる
むしむしたよるにむしもなく
ぐびぐびときんきんのびーるのみ
あちあぢとつぶやいてぱくぱくえだまめ

容赦ない、夏の歓迎に
白旗あげて飲み干す宴
蝉の声が聞こえた朝に
始まった夏の走る音が聞こえたのは
雨露に濡れた世界に響いて
届いてきただけだったみたい

けれど毎年僕と一緒に
何匹かの蝉たちはフライングをする
ニイニイゼミは聴いたし あぶらぜみだってないていたのさ

ニイニイジイジイとやかましいぼくらの
すてきななつの合唱隊が今
きらめくなつを後押しして僕も飛び立つ

そんな夏を願うから きっと虹がかかってすぐに
辿りついてしまうのさ
言葉通りにことが起こって
夏の呪文だ 誰が知っている?(けれど誰もが叫んでいる)
湿り気に香りを抱いて流れ出したそれは
ぜったいどこかであっているはずなのに
いつになったっておもえない
ここちわるいのに隠された謎のようでもあって
ここちよくもある 夏の奇跡

言葉通りにことが起こるのは
きっとぼくがどこまでもそれを信じ込んでいるから
今年の夏こそがいっだって素晴らしく
今年の夏にしか見つけることのできない隠された秘密基地があると
だから僕はたどる 夏の軌跡
最果てのように花火が上がっても
僕には一向に現実感が戻ってこない
夕暮れ過ぎて黄昏過ぎて塗りたくった黒の絵の具は
指でなぞると確かに煤けたのに

色は何色見えなかった 家の中にいた
音が響くと僕もどきっと波長があったのさ
急に打ち上がった花火はぼくの何さえ呼び覚ますことなく
延々と空に幻を描き続けては消えた

夜空にうっすらと上がる狼煙は誰があげたのだろう
そんなこといって首をかしげたらやっぱりちゃんと
友達の三角はちゃんとそこにいたのだ