銀河と四季の道標

綴りたいことは日々あふれるからその溜め処。

入道雲に影法師は吸い込まれ  

風を思い出したとき僕らは
時をだろうとしてふと立ち止まる

今日の古い瞳に映った
過去は今さえ過去で擦れ
そんなものを見つめているから
視界さえ、今を把握できなくなる

風に吹きつけられ
息のできない案山子 たのしそうだよ

そういったあの子は口笛吹いて
入道雲の向こうへ行ったわけだけれども
それはデジャブ
いつまでもついてくる影法師のような
デジャブ

なつのじゅいゆに  

ぼくらなんだろ、「夏の自由に」
解放されてとりあえずまた
入道雲みあ、見上げたら
笑い止まらなくて
はい、あいでぃんてぃてぃなんて
この際
夏の前には無力 僕は僕であり僕だから(ぼくでもある)
激しいジェットコースターですね
それでいて僕はお化け屋敷には入れない
そんなスリルはいらない
はい、わがままでして「夏の自由に」

わがままであれ
いわば、自我を開放せよ
やりたいことやりたい
…ほんとうならキャンプだって365日やりたいんだ!
そんなぼくが夏で右往左往して
とりあえず夏らしくないものだって無理やり夏にして
そんなこんなでも許されるのは
夏の自由に
なつのじゆう

悪循環の種  

夏の終わりなんか忘れてさ
僕はただいまを楽しみたいのに一体
ぼくを満足させない正体はなんだ
ダイエットだって継続中なのに
夏のためだけにひたすらビール三昧の毎夜
毎夜毎夜毎夜

祭りという言葉に敏感になって
つなぐように辿るけれど
その度に確実に
祭りの後の静けさが身に染みる
そして家飲み
毎夜毎夜毎夜

夏影を辿って  

この夏にと決めた数カ条のひらり
どくどくと脈打つ激しいものもある
いろんなことがあるってことは
それだけで感謝だ

ぼくらそんなこといって未だ
繋がっている事に何も思わないけれど
なんかがあってるんだよ
そうしてドライブもしたし 
夏を語った

一生忘れちゃいけない大切な事は
きっと夏のどこかに影が埋めた
こころとりもどせ
そんな旅はまだ始まったばかり

夏のバトン  

タチアオイはもうそろそろ
バトンを渡し終え萎れ
繋いだひまわりが先までひた走る
夏影のゆれる午後に
夏歌のひびく午後に
ぼくらがそんななか
落ち着かなくいるのは
誰に渡せばいいかわからない
バトンが片手から離せないから

ひた走れ、夏

▲Page top