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風の中に混じる
季節のいろんなことがある
匂いを嗅いだ時
何処か遠くの風景が
瞼をひらくよりわかる

風の度に便乗して
歌でも歌いながらどこかいきたいね
北風を見降ろして
あまりひどいことするなよって
余裕な心で言うんだ

そんな匂いたちが混じって
鼻の奥ガツンとするのは
僕の不覚に沈んだ
もう浮かないほこりたちなのである
なにか大事なものをなくしたと
天気の悪い秋の日に思っていた
こもったこころに陽もささず
どこにいるかさえわからない
そんな悪しき日の戯言

ぼくら季節に浮かぶように
いまなら白に染まろうとして
ましゅまろの熱気球(なんかへんだな)
とにかくも白く膨らみだしたそれは
もう十分空へと飛び立つ

途中まではあそこは赤、かなたは黄色 
そんな楽しい空の旅
山を越えて 鼻歌歌って イロが消える

ましゅまろなんて代名詞は
もう世界になくて 白
雪は雪だったのは序章まで
ただ痛かったのも2章まで
すべてはしろにうめつくされる
ないものにうめつくされる
ぼくは季節が好きで
その中でも夏が好きで
こうして秋にいる事に
窓の外の突風の様に
夏に飛んでいけたらな
なんて思っている

ぼくら季節の子どもで
それぞれすきな季節が親で
ぼくならなつのこどもで
そういうわけなら
親同士も親戚で
ときどき手をつなぐ


ましろのゆきがふりそそぐとき
そのなかの夏が燃えたぎり
暖炉の火になって
そう 夏は暖炉の中にいたんだ
色んな事がある中で
際立つ日々

そんな日常にいつもいる事に
ふと 感じる暖かいものを
確かめるような理由で

旅とは
色んなところに存在しているんだな、って

明日からの全てが
ナニカの旅
そう思って生きていくなら楽しい
赤黄緑の秋葉
窓の青く輝く夜
朝霧の目覚め 耳に届く瀬音
靄に映える朝陽
静かな朝に 動く時間

仄かの明かりに包まれて
時間はとろみを得て
濃く長く 

変りゆく季節
まんなかへんでぼくら
きっかけのように旅した

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