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5月も終わろうとしていると
窓から入ってくる風の冷たさも
半袖に心地がいい
少し淀んだ黄昏のなりそこない
きっとそうなるすぐ先の未来は
こんな日、笑いの種になるよ

葉っぱがあちらこちらで
さわらさわら、さわらさわら
落ち着かなくいる

きっと僕と同じ心理
5月の時々の
あの清々しいだけの日
なんだろね

空がスカッと青くて
木々の緑を
風が騒がせて吹く

さわやかな日の目にしたもの
みんな詩や写真に込めたら
みんなきっと観賞したいに違いない

どんなときここに来たいか
そのそれぞれは色々だろうね

5月博物館

その館長になりたい
目覚めてすぐの
眼を通した世界のような
霞んだ春の野原は
どこか
永遠に存在していると
錯覚してしまう

僕らはそこに
ときどき
偶然とでしか
巡り会うことはできなくて
それ以外のときは
ずっと
ハルマジロの
背中にのって
永遠穏やかに旅してるんだ
海の見えるベンチちび桜波打ち際の春さくら 2012



休日
車走らせ
海辺へ遊べば
そこは 満開の春

海は凪ぎ
風も凪ぎ

ふと見上げれば
どこも かしこも

今年
生まれたばかりの
小さな春が
無邪気に
微笑んでいました

近くの公園では
花見をする人々
広場の
まだらなブルーシートは

まるで

空を映しているかのようで

深呼吸か
溜息かわからない
息を吐き


カシャリ

カシャリ


僕はその
穏やかな世界の中
薫る風に
季節の違いのあることを

懐かしさの
遠い、薄れた世界の
一角を


できるなら

このカメラの中に
おさめたくて

けれど
そんなことなど
できないこと
承知の上で

ただ

ただ。


休日
曇り気味の空
海辺へ遊べば
そこは 満開の春

海は凪ぎ
風も凪ぎ
僕も凪ぎ
今夜いくらか明るい月
春雷がいくらとどまろうと
夜にはおさまるだろう

色づき始めた木々
つけば開花なんてまもなく
明日には梅雨

そしたら
いくらでも唸れるだろ

威勢張ってるなら
それともどこか
切ない春という幻が
君らも感じてやまないのか

どうあがこうとも
桜散る

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