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水平に
果てしなく広がった
夏を

白い汽車が
音もなく
通り過ぎていく

次の駅の名さえ
僕らには
知りえない

けれど
白い汽車は

行き先など迷えるはずがない
と、
永遠に
確信しているのか

もくもくと
白煙を残して

僕たちの
影を残して

あれはいったい
何だったんだろうね?
きっと追求しえない
山奥
僕らの秘密

その場にいた全てが
確認し
かけらさえ今
手元にあるというのに
集団催眠なんて
あの状況で 馬鹿らしい

“太陽のしっぽ”?
けれどあれだけの人数で
前世が一致することはあるのか

記憶違い
が、今のところの真理
話しているうちに
話の中で
しらずしらず
発展してしまった
妄想

そうかな

あれはたぶん
まだ解決されていない
宇宙の秘密

汗に濡れた肌を
風がふいてゆく
ガンガンと鳴り響く
頭の中の鐘
かなわないのは
とうに知っているから
僕はそのまま
地面に腰をおろした

拭った汗が
途切れることなく
汗腺から流れる

いっそのこと
乱暴にでいいから
しばらく乗せていって
くれればいいのに
海へいけば
思いの分だけ海をながめ
リセットされるまで
波の音をきく

またいつか
見に行こうか、海

どこまでも続く
海だから

誰でもここに
戻ってきてしまうんだって

誰でもいつか
そこに安らぎをみつけられるって

誰もが
海は懐かしいんだって

勝手にこぼれる涙は
きっと誰かの涙だよ
みんなつながっている
静かに夏虫が鳴いている
枕元に響くリリリ達
車も人も通らず
晴れの日
風のない日は
それがすべて
声を聞き分ける
毎夜の楽しみ子守唄

近くかな
向こうかな
もっと遠くかな…

リーリリリリリー…

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