銀河と四季の道標

綴りたいことは日々あふれるからその溜め処。

乾杯  

まだうすら青い入道雲
そろそろ花火が上がる時間
えんにちもさぞ賑やかで
今夜はお祭り

ビールの酔いにかまけて
ぼくが詩となる大表現
そう、夏の真ん中あたりにいるのさ
小さくだがミンミンゼミもとうとう聞いた

乾杯して乾杯してなんだかわからなくなって
なんだかみんなたのしそうにして
まだまだピークはやまないよ

なんかいもなんかいも
乾杯しようよ

夏陰  

夏めいて青空なのに
裏路地に露店の縁日
屋根はカラフルだ輝くほど
中にはピエロ?まよいこんで

涼しい風が吹くと思ったら
シャボン玉の風車
白地に黄緑のメイク
ピエロがにんまり吹いている

閉じ込められて浮かび上がって
いつかの夏の夕暮れにつく
ぼくらしいこが地上に映って一瞬
それより高く浮かんでく

そして水平線
ウユニ塩湖のような天地無用の世界
そりゃぼくは沈むさ
ぶくぶくしずんでく
底なし沼の矛盾の底にしまいには落ちて
初夏めくいつものいすに座って
窓のそとちらっと見るだけ

なつるーぷでおぼれて  

なつだからってなんでもてをつけるぼくは
80年代(生まれで)
それでももとめた夏は逆の世界だって思ってた
それさえベストアルバムダウンロード
ダウンロード
ダウンロード

…TUBEなんだけど…
ほんといままでそのなつだけはすかしてきたんだ
ちょっとちがうきがしてたから

でも残り少ない中で選択肢が狭まったっていうより
逃げ込んじゃったから もう悪口は言えないし
いいうたなんだ…

そしてぼくはそれ、スマホにダウンロードして聞いてるんだぜ

カセットはやってるというけれど
それをカセットで聴いたところで募る懐古は明白で
なんだか大事なもの忘れてるねって
自覚はあるのに避けられない重症加減


なにかやらなくちゃっておもってる
それは本当は自然じゃないから結果後悔は身にしみてわかるんだ
その予知能力だけは大したものなんだ

ループループ

ぬけだしたいのにぬけだせない 


ループループ

夏はやさしい  

暑い一日だったと今日を振り返って
鳴き声練習中の蝉の声も
一緒に思い出したらもっと
奥の景色の扉に触れた

懐かしいと思っていたモノが
いつのまにか心の奥底
鍵がかかったか捨ててしまったか
知らないうちに自分さえわからなくて

過去に触れては今の自分を肯定して
でもそんな出来事や
大切な人さえ声さえ思えだせなかったり

ああ、僕たちは時とともにわすれてしまうけど
感情だけは募るばかり

ああ、けれども夏は優しいな
ああ、それだけじゃかたづけられない募る
つのる

けれど、夏はやさしい


なつ な!つ!  

でもやっぱり夏が好きで
ただただ夏が好きで
僕の本能はぼくに詩を書かせてしまう
ウシガエルが聞こえて
時々車の音
網戸開けていても、ちっとも風ははいらないな
でも心地いい

だからやっぱり夏が好きで
ただただ、夏が好きで…
ほんと、いやんなっちゃうほどなんだ
そのせいでよけい時は早く感じてしまうし
夏に入ったということの憂鬱なんて知りたくもなかった
追っかけてくるんだよ夏は
あれしろこれしろって
風だけ浴びていたいのにさ
そしてその、風になりたいんだよ
鼻の頭つーんと
痛くさせてこの詩かいてるんだよ
ばかみたいだろ
ほんとばかみたいで
なみだこぼれるんだ

代弁  

こちらに本音はおよせください
指先ほどの宇宙に
この世界はもしかしたら
偉大な何かのただの仮想現実、かもしれない

五感という偉大なものの
おかげで感傷をしり
果てには懐古という道を辿り
今います

ゆっくりでいいからそういうたび
時とはあまのじゃくか
知性などないのか

またが来て
またが来てすこしずつ素直に
喜べない子の気持ち神様
うまくつくった
うまくつくったね

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