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シュウカン

2017年11月20日

雪ちらついてそらみあげる
ぼくらの常習はそうやって
まるで季節に慣らそうとするみたいに
餌付けられた本能のようだ

そして指先から麻痺するのは
きっと凍えだけのせいじゃなくて
だんだんとわかる
ぼくたちはおおいに縛られているんだ
そして抜け出せない

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せわしく時迫る

2017年11月18日

冬のにおいが随分と地にしみ込んで
今日明日には将軍様のおでましだ
寒くなる、ふゆになる、白になる

僕たちは抵抗するようにチゲをほうばるが
その対比の暗喩はもう大晦日さえ示して
いやだいやだと
じぶんまでまっかにめでたく、ナニカに染まっているのに

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古本のにおい

2017年11月16日

 古本のにおいはきっと誰かの人生のきりとり。

 そのしみ込んだにおいをかぎながら読む本がよかった。
しかし今ではそれに何もソソラレルことはない。きたないとおもってしまうし、大した価格に差はないから新品でいいではないかと思ってしまう。思ってしまう。

 本の虜。そんな日々が人生にあったことは結果、よかった。語彙力やあるていどの文章力。そんなことをかんがえてるぼくはどれだけかわってしまったのだろうか。そう、現代に負けた。携帯にまけた。コンピュータに負けた。本を読まなくなった。

 ぼくがもし、あのまま本を読んでいたらもう少しましな詩が書けただろうかと思う反面。結局核心は僕の気持ちなのだからと思うのは逃げているのだろうか。それともそこに何かを求めている時点で僕はもう戻れない何かへの後ろめたさと、どうしようもない気持ちを無意識に隠そうとしているのだろうか。秋の夜長に思ってしまったのだから仕方ない。

 新刊の本さえ、いまでは気が向いたときに探す程度で、今年の芥川賞も直木賞もわからない。何がはやっているのかも知らなければはやりの傾向すらしらない。けいこうがあったのかもわからないけれど。良い悪いの問題ではないのならぼくはすこしこの高鳴る鼓動を落ち着けることができる。けれどたかなり続ける鼓動は失ってしまった取り戻せない何かの貴重性を大いに知らしめる。

 習慣とは怖い。とても怖い。そう思い久しぶりに買った習慣づけのための実用書。なにものこらない。それをキンドルの無機質のせいにした、きっと本で読んだとしても同じなのに。なのに。


 それでふと店先手にした古本。色も落ち、それにましてあちこちに染みついた誰かのかけら。無性にこみ上げるものがある。そしてそれを押し殺す自分。学生時代はよかったと思ってしまう自分への自己嫌悪。けっきょくぼくはなにかのせいにしているのだ。…そうなのだ。

 あのころ、僕の世界の9割が本の世界だった。日に何冊も読んではその世界に心から浸ることができた、心で読むことが出きた、読み終わった後の余韻には静かに五感に残るものさえあった。目を閉じればいくらでも情景を思い出すことができたし、人物も心に残った。そのあと映画など映像化されたものをみると、自分の心で放映されたものとの違い、人。景色。声。それらの違和感があった。

 本はすごい。すごい。様々なじんせいをそれだけで疑似体験でき、経験することができる。本を読もう、読みたい。秋に一人机に向かいパソコンに向かい。何を書こうか迷う間におもいたった焦燥である。残りの人生、何冊の本を読むことができるだろうか。

何個の人生に巡り合うことができるだろうか。

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奇跡の中でただ当たり前のことを

2017年11月16日

世界はいつだって幻想があふれてるのに
気づかない僕たちは なににあやつられ
いしきとられ


いつだってこのせかいは果てしのない
無の中に存在しているという奇跡が
ぼくはいつのひから わすれられず
半分の恐怖と未知なるものへのあこがれ

世界中の中でそれをかんじて
世界中の中で宇宙というロマンを探って

大きさの違う比較にならない星があり
ぼくたちはそれをかんがえながらかんがえなくなる

素敵な時代素敵な星に生まれたことが
テレビやドラマのフィクションじゃないんだここにいるって
どれだけのひとがかんじているかな

どれだけのひとがたもっているかな
そしたら!

あしたからのすべてがすべてがきらめく
そう思う

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時には冬の話を

2017年11月14日

冬にも時々、夏の話をしてあげよう
海風の心地よさを語ろう
夏の日差しと日焼けした肌とあの踊る心
ぼくはいつだって 夏に感謝している

冬にも時々、夏の事を考えよう
時々と言わずいつも考えたいし考えてるんだけれど
冬にも恩を売っておかないとさ
けれどもすきをみては、夏の事を考えてしまうんだ
空白があればペンを持ち
まんなかにいっぽんちょくせんをかく
そこから興る入道雲を書き込む
海面にうつるそれもかく
もちろんてっぺんには太陽もね
そして風を描きこむ
すごいよね、絵は
すっすっとかるく線を入れるだけで
木々を同じ方向にすこしななめにするだけで
風ができちゃうんだ

ごめんごめん、冬
でも冬だってほんとうは夏が好きなんだろう?
影武者だ、青鬼だ
そうしてみんなに夏恋しくさせては
なつよよかったななんて思いだけに留まらせてだまってるんだろう

冬も好きだよ
あの冷たく張り詰めた透明な空気の中にいるだけで
生きているをどれだけ感じるかわからないし
初雪はいつだってこころがゆれうごくもんだ


夏にも時々、冬の話をしてあげよう

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夏道は続いている

2017年11月12日

ぼくたちいつもゆめみてた
夏風にきらめいて
みどりのくうかんのなかで
はなしをして
くさはらにこしをかけて
ふとけしきをながめて
あせがすこしさめて
とおくがだんだんくっきりしてきたころ
かえりのあしどりとおもった
さみしいみちのりはいまおもえば
いまふと、きょうのつながりで
そんなにみちはそれてないぞ、と
あのえんちょうせんじょうにいるぞ、と
そんなきもちでふりかえったら
こんな秋風寒い夜にも
あの真夏の真っ青な空に
あのころのぼくらがみえた

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詩がぼくの道標

鹿田草太

Author:鹿田草太
ああ!僕はとうとうテントを立てて、(夢想ではなく本当に!)火を炊き星を見上げ…はできないけれどデイキャンプだから!たのしみだなぁ。直火OKなキャンプ場パチパチ音を立てて遊ぶ火の粉や本当の北風、秋の空なにをみてもうれしいし、何を食べても美味しいに違いない!


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