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風化

タチアオイの乱舞は終演
象徴として繋ぎとして
気高く背伸びして
空向いたまま ああ
それはタチアオイのため息
群れて勢いついた
それの乱れ咲く姿なんて
圧巻なのに
一度花枯れし後の残骸は
哀愁この上ない
しかしぐさりと
確かに地に根をはったまま
天を仰いで尽命
やがて水分さへ失い
名のごとし風化したそれは
それは

月の味

サファイアみたいなラムネのプール
太陽は影を与え翼の幻影
底にいくほど冷たく暗い井戸
どこまでも心地よく沈む笹の葉さ
のった船は沈んだが
それもありかなと七色の星見上げる
今夜は笹宮のお祭り
ともだちの近助はもう法被を着てはしゃいでいる
けれどぼくは井戸の底
その心地よさは敵わないだろとつぶやき
軽すぎるから言葉だけは浮き上がり
天の川の一部になり
素敵だ
なんて、いってしまったものだから
結局ぼくも浮かび上がって
6月の月を一口ほうばった

風に吹かれる

夏も夜長
見たい映画誘ってみてみる
駅前にアラジン
さいこさいこーいって
本当にサイコーな気分になって
ビル風がつよくて
吹きさらされた

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詩がぼくの道標

鹿田草太

Author:鹿田草太
キンキンに冷えたビールとコップをもって縁側に行く。二本下駄をはいてすわる。夜風に風鈴がやさしく鳴る。プシュッとくとくとく手酌で注ぐ。豚蚊取りの鼻先で煙がくゆる。ゆっくりのどで感触を味わいながら飲む。作務衣が緩やかな涼風にはたはたと揺れる。遠くの花火の音が鳴る。あっちかな…見上げた先は白鳥のくちばし。笑われたようで笑みを返し小さく「かんぱい」という。

妄想大爆発!
2019.6.5